2007年05月17日

汗とニオイの原因

汗ってなんでしょう? 汗は暑い時や興奮状態の時に体温を下げるために分泌されます。トウガラシなどカプサイシンを含むものを食べた時にも発汗します。汗が蒸発するときに皮膚の表面から気化熱を奪うわけです。

汗の正体は、尿と同じ成分ですが濃度がとても薄く、99%が水分です。若干の塩分を含みます。したがって、汗自体は無臭なのです。では、本来、無臭の汗がなぜ臭うのでしょうか?

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汗を分泌する汗腺には2種類あります。エクリン汗腺とアポクリン汗腺です。図をご覧ください。エクリン汗腺は独立しており、アポクリン汗腺は毛穴に開口しています。そして、毛穴には脂腺も開口しており、皮脂が分泌されます。

エクリン汗腺が一般的な汗を分泌する汗腺であり、体表に数百万個も分布します。一方、アポクリン汗腺は特定の場所にしか存在しません。ワキ、陰部、乳りん、外耳道などです。アポクリン汗腺から出る汗には、たんぱく質、アンモニア、脂質などが含まれます。これらも発汗直後には無臭です。

もうお分かりでしょう。汗のニオイの原因は、アポクリン汗腺から分泌される汗にあります。この汗が含む成分が、皮膚表面の細菌などによって分解されたときに独特のニオイに変わるのです。

このアポクリン汗は、かつてはフェロモンの一種であり、異性へのアピールの手段であったのですが、現代では無用の長物となりました。一部にはこのニオイが好きな方もおられるようですが、このような背景によるものです。

このニオイが特に強いケースがわきがと呼ばれます。アポクリン汗腺が毛穴に開口し、脂腺から分泌される脂質とも深い関係にあるため、ワキのムダ毛を処理するだけでも状況が改善される可能性があります。

また、多汗症という汗が大量に出る病気があり、この多汗症ともわきがは深い関係にあります。したがって、ムダ毛の処理(永久脱毛)とわきがの処置、場合によっては多汗症の治療もワキ汗のニオイとは深い関係にあります。



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2007年05月21日

夏場の汗対策

これから暑くなってくると気になるのが汗ですね。拭いても拭いても汗があとからあとから噴き出してくる… あ〜あ、もう汗はイヤ。エアコンの効いた部屋でスーツを脱ぎたい! わかる、わかる、という方が大半でしょう。

汗腺は生まれてから数ヶ月以内に完成するそうです。つまり、夏場に生まれた人は汗腺の数が多く、逆に冬に生まれた方は少ないのです。だから、生まれながらに汗かきと、暑い夏場も汗もかかず、楚々とした方がいるのはしようがないのですね。

さて、汗の処理ですが、夏場はさっぱりしたいですよね。制汗剤や昔おかあさんがよく使ってたアストリンゼン。それでとりあえず汗をふき取って、お肌をさっぱりさせたいですよね。でも、肌の表面をさっぱりさせ過ぎると、皮膚を守るバリアがなくなってしまいます。こうなると、塩分や重炭酸イオンによってアルカリ性になってしまった汗の刺激を受けやすくなるのです。

汗は水分が99%とほとんどを占めます。あとはごくわずかな塩分や皮脂、重炭酸イオンが含まれます。ところが、水分は蒸発してしまいますが、塩分や皮脂などの微量な分泌物は揮発せずに肌の表面に残ります。汗をかき続けたり、大量の汗をかくと、重炭酸イオンが肌の表面をアルカリ性に変えてしまいます。肌の表面が弱酸性というのはみなさんもよくご存知ですよね。酸性だと雑菌は殺菌されてしまうのですが、アルカリ性に傾くと細菌は一気に繁殖し、皮脂が分解され、いやなニオイが発生しやすくなるわけです。

ビタミンCをたっぷり摂りましょう。またビタミンCが配合された化粧品を使ってください。ビタミンCはメラニンの生成を抑え、紫外線による皮脂の酸化も防いでくれるので、美しい白い肌をつくれます。さっぱり清涼感のあるローションを選べば、暑い夏場も乗り切りやすくなるでしょう。

でも、汗にばかり目を奪われずに、保湿への配慮も忘れないでくださいね。
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